白色細胞と褐色細胞がある脂肪細胞
脂肪細胞には白色細胞と褐色細胞と2種類の細胞があります。
多くの脂肪を溜めておける油滴が白色脂肪のほとんどを占めています。
これは、脂肪の倉庫のようなものです。
妊娠した時に至急を脂肪でカバーすることができるよう、女性の場合は下腹部に脂肪を溜めやすくなっています。
脂肪のつき方にもバリエーションがあり、皮下脂肪の多さで肥満になった状態をその体型から洋ナシ型肥満、あるいは皮下脂肪型肥満と呼び習わします。
年齢を重ねるとできやすくなる下腹のセルライトは、皮下脂肪が過剰に蓄積されたことも影響しています。
女性と異なり、男性の肥満は骨格の内側で増える傾向があります。
そのため、男性の脂肪は臓器の周囲につく例がほとんどです。
内臓に脂肪がつくとお腹が膨らんで見えるので、内臓脂肪型肥満、あるいはリンゴ型肥満ともいいます。
こちらは男性に多い傾向がある肥満のようです。
糖代謝以上や脂質代謝異常など、肥満による生活習慣病の危険度は内臓脂肪型肥満の方が高くなる傾向があります。
褐色細胞は、白色細胞よりも小さな油滴で構成されているため脂肪を溜め込む力が弱く、余った脂肪は燃やして体温調整に使います。
白色細胞とは働きが大きく異なり、細胞内の脂肪をエネルギー変換する細胞です。
脂肪の消費率は、体内の褐色細胞の数と活性度合いに依存しています。
つまり褐色細胞は、体脂肪を減少してくれるダイエットにとって有効な脂肪組織ともいえるのです。
脂肪細胞が増えると肥満になる
脂肪が増えて肥満になる事象には、体内に600億という脂肪細胞が関わっているようです。
人体は約60兆個もの細胞で構成されていますが、600億個という脂肪細胞の数は全体の1%程度です。
脂肪細胞は、人の体の中で脂肪の合成や分解だけでなく、脂肪の蓄積など、脂肪に関わる色々な働きを担っている部分です。
脂肪細胞による脂肪の蓄積量が増大すると肥満の原因になります。
1つ1つの脂肪細胞の大きさはそれほど大きくはありませんが、細胞の数が多いため、1個の脂肪細胞が1マイクログラムの脂肪を溜めると全身で60sもの脂肪を溜め込みます。
脂肪細胞の個数は人によって異なり、子供の頃に肥満体型だった人は脂肪細胞の数がずっと多いこともあります。
人によっては3000億個に達することもあります。
人間の一生を通して、脂肪細胞が急激に増える時期が何度かあります。
妊娠末期の胎児の頃と生後一年間、そして思春期の3つの時代の栄養の取りすぎは要注意です。
今まで、脂肪細胞はある年齢になるまではひたすら増え続け、そしてある年を越えると増加が止まり、それ以後は細胞自身が大きくなることで肥満になるといわれていました。
ですが、最も近い研究では、脂肪細胞の数は年を取っても増えてくことが判明し、定説になりつつあります。
脂肪細胞は2つに大別されます。
褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞です。
下腹部、お尻、太もも、背中、腕の上部・内臓周りにつくのが白色細胞です。
肝臓や心臓の辺りや、脇の下、肩胛骨の下につく脂肪細胞が褐色脂肪細胞というものです。
